世界でも最上級のステータスカードブログ:2022-9-01
あたくしは親と離れて住んだことが今までない。
生まれた時からあたくしが21歳になるまで、
一番長い時間離れていたのは
あたくしが修学旅行に行った時の5日間ぐらい…
特に、
あたくしとママの関係は特別で、
あたくしのお子さんの頃のあだ名は
「ママのしっぽ」だった。
ただの一秒も
ママのそばを離れないということから、
誰かが私につけたあだ名だ。
だが、あたくしも年を重ねると、
ママのそばにいつも一緒にいるのは
だんだん難しくなった。
学校の授業、友人との遊び、サークル活動、バイトなど
あたくしとママの間にはいろんな邪魔者が増えてきた。
そんな中…
あたくしの1年間の交換留学は、
親にとって「衝撃的なニュース」であった。
自分のムスメが外国で暮らす…など
想像もつかないことだった親。
しかし、
親は笑顔であたくしに「さようなら」を言った。
別れの時、あたくしは馬鹿みたいに空港で、
「わああんわああん」
声を出して泣いてしまった。
父親はおととし退職。
貧しくはないが、決して裕福ではない家庭、
これがあたくしの家庭だ。
また、今まで離れて暮らしたことないムスメを、
外国に送り出す親の心はどうだっただろう…
彼らも心の涙を流したはずだ。
飛行機の中であたくしは決意した。
これから、一人で立ってみよう。
親に絶対心配をかけない。
そこで、考えたのは
自分の生活費は自分で稼ぐこと。
あたくしには何も言ってくれないが、
父親も退職したことだし、
きっとお金の問題があるはずだと思って
バイトをすることにした。
バイトができる資格証をもらった後で
あたくしはすぐバイト先を決めた。
ホテルでのバイトとレストランでのバイト。
二つのバイトは簡単ではなかったが、
生活費には充分だった。