特典が充実しているシティエリートブログ:2021-8-24
僕は小さい頃から、
お母さんからずっと相談をされていました。
今にして思うと、
幼い僕に相談をしていたわけではなかったんですよね。
小学校にあがるかあがらないかの娘に、
夫婦関係がなぜうまくいかないのかなんて、
聞いても実際には分かりませんものね…
ただ、聞いてくれる人が欲しかっただけかもしれませんね。
僕はその度ごとに、
必死になって励ますことを考えたのですけどね…
僕の目から見たお母さんの歴史は
体質の不調の繰り返しと
苦労の繰り返しであったように思います。
実家に
たくさんの問題が内包していることを知りつつも
実家を離れ仕事に専念していた
30代初めの夏が過ぎようとしている夜のことでした。
いつものように、
24時遅くまで仲間との
電話でのお喋りを終えた僕は、
明日の出張に備え、ユニットバスにたまにはお湯をたっぷり溜めて
浸かろうとしていたときの事です。
突然!
何かに押しつぶされそうな
体質全身の痛みにのた打ち回ることになりました。
一時間程すぎ、
なんのことだったのかも分からぬままに
全ての痛みが消え床につくことができました。
6時寝坊の僕なのに
翌6時はいやに早くに目覚めたことを覚えています。
24時以外はあまり鳴ることがない固定電話が鳴り、
お母さんが交通事故で救命救急センターに運ばれたことを知りました。
損傷の大きかった部位から順番に
整形外科、呼吸器外科、脳外科のドクターが次々に到着…
処置と説明をほぼ同時進行で続けてくださり、九死に一生を得たお母さん。
数年のリハビリと、入院生活を終え自宅にて療養を続けているお母さん。
まさかとは思いましたが、
その後も胃に癌が見つかり胃も摘出し、
お母さんは今、抗がん剤の治療を受けています。